大腸内視鏡検査の流れ

おなかクリニックでは、苦痛の少ない大腸内視鏡検査を心がけています。

大腸内視鏡検査の流れ

1一度受診してください

大腸内視鏡検査を受けるには、まず一度来院していただきます。診察を行い、大腸内視鏡検査が必要であるかどうかを判断します。そして内視鏡検査・ポリープ切除などの手術を安全に行うために血液の検査を行います。そして後に述べる検査などの危険性について説明し、同意していただけた場合は、メディカルスタッフからくわしく検査の説明をして前処置の薬をお渡しします。
おなかクリニックでは、大腸内視鏡検査中に切除した方がよいと思われるポリープなどが見つかった場合は、その場で内視鏡的ポリープ切除術(日帰り手術)を行います。
健康診断のときの血液検査のデータなどがある場合は、かならず初診時に持参して見せてください。診療の参考にさせていただきます。

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2検査前日の前処置

大腸内視鏡検査は、大腸の中の便を全部出して空にしないと検査ができません。便が残っているとその部分は観察できませんので、検査の精度が下がります。
腸を空にする方法(前処置といいます)は、まず前日に検査食という便にならないインスタントの食事を3食食べます。前日の夜に下剤(ラキソベロン10錠)を飲みます。

便秘気味の方は、あらかじめ整腸剤や酸化マグネシウム製剤などで大腸の中にたまっている便を出しておいていただけると前処置がスムースにできます。硬い便が詰まった状態でいきなり強力に下剤をかけると激しい腹痛がおきたり、冷や汗がでて貧血症状を起こしたり、最悪の場合には大腸が破裂することもあり、とても危険です。

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3検査当日の前処置

検査当日の前処置 検査当日の前処置

前日の下剤の作用で、朝方何回か排便があります。朝から腸の動きをよくする薬(ガスモチンと大腸の中の泡を消すお薬(ガスコン)を2錠ずつ飲んで頂き、それから2時間かけて腸管洗浄剤(モビプレップ)1.5L+水・お茶1Lあるいはムーベン2リットルを飲みます。2リットルというと多くて飲めないと思われるかもしれませんが、10分ごとにコップ1杯(180ml)を飲めばよいのです。朝の8時から飲み始めたとすると、およそ1時間後9時前後から下痢が始まります。10時に飲み終わったあと11時から12時頃まで何回か下痢をします。便が尿のような黄色の水のようになります。

検査は通常午後からです。予定時間の30分前までにクリニックにお越しください。途中で便意をもよおすこともありますので、換えの下着、タオルなどをお持ちください。どうしても心配であれば、パンツタイプの紙オムツを使用してください。

午前中の検査の場合は、来院時間が10~11時となりますので、午前5~6時ころからご自宅で前処置の腸管洗浄剤をお飲みいただきます。

院内での前処置を希望される場合は、指定された時間に来院してください。クリニック4階の前処置用スペースで前処置の腸管洗浄剤をお飲みいただきます。4~6名の方が一緒に前処理をされます。トイレは洗浄機能付きのトイレを男性用2か所、女性用2か所、処置用トイレ1か所用意しています。

洗浄機能のあるトイレ付き個室での前処置も可能です。個室使用料は16,500円(税込)です。シャワー付きの特別室は55,000円(税込)となります。個室での前処置を希望される方は、検査予約時にお申し出ください。

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4検査用の下着、検査衣に着替えます

前処置が終了し、便にカスがなく黄色い尿のようになったところで、検査を快適に受けていただけるように、男女別のロッカールームで検査用下着と検査衣に着かえます。

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5大腸内視鏡検査

3階の内視鏡検査室にて大腸内視鏡検査を行います。検査がつらくないよう、痛み止めの薬と眠くなる薬を使用します。また、大腸をすみずみまで観察するために気体を入れて腸を膨らませますが、その際には空気ではなく炭酸ガスを使っています。炭酸ガスは吸収が早く、おなかの張りがすぐ収まるためおなかが張る検査中のつらさも大きく軽減しています。

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6大腸ポリープについて

大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合、小さなもので外来手術が可能なものは、その場で切除が可能です。ポリープ切除術という手術になると術後1~2週間、食事・飲酒の制限、運動の制限がありますので、宴会・旅行・出張などは控えてください。まれではありますが、術後に出血したり、穿孔などのために腹痛が起きることがあります。
血液をサラサラにするお薬(抗凝固剤・抗血小板剤など)をのんでいる方などは、検査時のポリープ切除ができませんので、あらかじめ外来にてこれらのお薬を中断していただくなどの休薬について相談をしっかりと行っています。

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7検査後はリカバリールームでお休みします

検査後は、リカバリールームで1時間ほどお休みいただきます。

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8内視鏡検査の結果説明

内視鏡検査の結果説明は原則後日受診していただいときに行います。検査当日は鎮痛剤、鎮静剤などの眠くなるお薬の影響で頭がボーっとしていることが多く、説明を受けても内容をよく覚えていないことがよくあります。当日は帰宅されてゆっくりと休まれてください。検査当日の車の運転、機械類の操作、飲酒はおやめください。
どうしても検査当日の結果説明を希望さえる場合は、すべての検査終了後、あるいは外来診療終了後となりますので、院内あるいは院外に外出してお待ちください。

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9会計をして終了です。

大腸内視鏡検査の費用

費用は、初診時が、およそ5,000円、大腸内視鏡検査のみの場合は、3割負担の方で1万円前後、組織検査を行った場合は、1万3,000円から2万円、ポリープ切除を行った場合は、2万4,000円から3万円前後となります。

よくある問い合わせ

1便秘ぎみの方の場合、前の日の下剤をのんでも検査当日排便がない場合があります。

この場合は、腹痛やおなかがはった感じがなければ、検査当日にのむガスモチン錠2錠をのんで、腸管洗浄剤(モビプレップ・ムーベンなど)を飲み始めてください。もしも腹痛やおなかが張って苦しい場合は、無理をしないで、残りの腸管洗浄剤をもって朝の9時以降クリニックに来てください。浣腸をして便を出してから、残りの腸管洗浄剤を飲んでいただきます。

2腸管洗浄剤(モビプレップ・ムーベンなど)を飲み始めてから気持ちがわるくなり吐いてしまった。

この場合は、無理をしないで飲むのを中止し、吐き気がおさまってから、残りの腸管洗浄剤(ムーベン)を持って朝の9時以降クリニックに来てください。

3検査・手術後に出血した。

便に血液が付着する程度あるいは紙に付くぐらいであれば、まったく心配ありません。
内視鏡的ポリープ切除の手術になった場合は、お帰りのときに、緊急用電話番号と院長の携帯電話の番号をお知らせしています。
強い腹痛がある場合、大量に出血したり赤黒い血液の塊が大量にでた場合は、これらに電話をしてください。会議などに出席していて出られないこともありますので、留守番電話に録音していただき何回かかけてみてください。

大腸CT検査

大腸内視鏡検査にはどうしても抵抗があるという患者さんには、大腸CT検査をまず受けられることをおすすめしています。

この検査は大腸に炭酸ガスを送りこんでレントゲン撮影をするもので、仮想内視鏡検査と呼ばれています。内視鏡検査に比べて前処置も楽です。ただし、病変と疑わしいものがあった場合には、改めて内視鏡検査を受けることになります。いろいろなお考えを持った患者さんにできるだけ多くの選択肢を提供したいということから、この検査を導入しています。

目安として、大腸CT検査では、5mm以下のポリープが見つかった場合には経過観察し、5mm以上のポリープがあった場合には改めて内視鏡で検査し、切除することになります。

  • 医療法人社団おなか会 おなかクリニック 〒192-0083 八王子市旭町12-12 JR八王子駅北口から徒歩1分。京王プラザホテル八王子の信号のある横断歩道の向かい側です。診療受付時間:平日 8:30-11:30/15:30-18:30 土曜日、第3日曜 8:30-11:30 休診 第1・2・4・5日曜日、祝日 ※別ページの各診療科の診療時間をご確認の上、お越し下さい。
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