診療方針

常に時代の流れを見据えて、ニーズとともに進化発展しながら高いクオリティの医療を提供しつづけたいと考えています。

品質管理の行き届いた安全で適切な医療

検査や手術から衛生管理まで、
クオリティの高い医療を提供します。

おなかクリニックでは、全てに関して、「おなかクオリティ」という高い基準を設けて診療に当たっています。たとえば、ソケイヘルニアや痔などの日帰り手術では、「出血の確率」「痛みの程度」「感染確率」などの指標を立てて評価を行い、おなかクオリティの手術が行われているかを検証しています。内視鏡検査では、全体の検査数に対して生検の割合を出すことで同じクオリティの検査を行っているかを検証するなどしています。

また、院内感染対策、そして内視鏡の洗浄に関しても、高い「おなかクオリティ」を常に保っていく体制を整えています。

患者さんの立場にたったわかりやすい説明

患者さんと信頼関係を築き、ご本人のお考えを最優先しています。
おなかクリニックでは、患者さんを第一に考える「患者さんファースト」を徹底しています。そのために、医師をはじめとするスタッフが患者さんと信頼関係を築き、患者さんが望まれる診療を行うことを心がけています。また、当クリニックでは、医療に限らず介護も含めたご相談まで幅広くお受けしています。スタッフにお気軽にお声がけください。

現在、胃がんや大腸がんは内視鏡検査で早期発見して早期治療を受ければ、普段の生活に影響なく完治可能な病気だということが知られてきています。そのため、告知を希望される方は99.9%ですが、0.1%は告知を望まれていない方がいらっしゃいます。当クリニックでは、望まない方に告知をしないよう必ず事前に確認を行っています。初診の方に問診票へのご記入をお願いしていますが、その中に「ありのままに結果をお伝えしていますが、それでよろしいですか?」という項目があります。告知を望まれない方は、こちらに「いいえ」とご記入ください。

診療記録の共有

当クリニックでは,電子カルテをプリントアウトして毎回のお会計時にお渡しし、情報を共有しています。
これは患者さんと情報を共有することで、インフォームドコンセントを徹底させたいという想いからはじめたものです。
当クリニックの電子カルテは、日本語でわかりやすく記載されています。そしてこの電子カルテには、主訴(患者さんの訴える主な症状)や検査結果、所見、診断結果などについての記載があります。

「伝わっていない症状がある」「ここは違う」などございましたら、遠慮なくそれをお伝えいただくことで、より正確な診療を行うことができます。また、聞き間違いなどを防ぐためにも、患者さんが電子カルテに目を通すことは大きく役立ちます。
また、電子カルテを毎回ご覧いただくことで、患者さんの健康に対する意識も高まります。今までの物と比べてみることで経過もよくわかりますので、ぜひご活用ください。

院内感染対策と内視鏡の洗浄について

おなかクリニックでは、村井院長が以前にICD(Infection Control Doctor:感染制御医)の資格を持っており、院内感染対策には特に力を入れています。

スタンダードプリコーションについて

スタンダードプリコーション(標準予防策)とは、創のある皮膚、粘膜、すべての血液、すべての体液、汗を除く分泌物、排泄物には感染性があるものとして取扱うという考え方のこと。当クリニックでは、院内感染対策をスタンダードプリコーションの考え方に基づいて行っています。この基準は推定される感染状態とは関係なく、すべての患者さんに適用されるため確実性の高い方法です。

医療機関の中には、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、梅毒検査などの検査前感染症検査によって感染症をもつ患者さんともたない患者さんを区別し、洗浄消毒方法を変えている施設もあります。しかし、すべての感染症をチェックすることは不可能ですし、未知の感染症に対処することもできません。そのため、おなかクリニックでは、患者さんに使用した内視鏡は、全て感染性があるものとして同じ方法で洗浄・消毒を行っています。これは感染症を防ぐために、とても大切な考え方であり、有用な方法なのです。

内視鏡の洗浄と消毒

おなかクリニックでは、他院からの紹介があり予約をとって頂いた場合には、初診時に胃内視鏡検査を受けることも可能です。これは企業検診あるいは、一般の方に関わらず対応できます。検査前感染症検査なしで内視鏡検査を行う場合もあります。

これは、全ての内視鏡検査終了後に、どのような感染症があっても、次の検査の方に感染させないように、ガイドラインにのっとった方法で、洗浄・消毒を全自動内視鏡洗浄器3台(オリンパス社製 OER-3)を用いて、6%過酢酸消毒液(アセサイド)という高水準消毒薬にて洗浄と消毒を行っているからできることです。

洗浄と消毒の手順

1検査が終了したら、その場でまず水道水、中性剤を吸引して、吸引チャンネル内を洗い、水道水を含ませたガーゼで外側を清拭します。

2内視鏡をユニットから外します。内視鏡を準備室へ運び、酵素系高機能洗浄液エンドフレッシュSを用いた外側の洗浄と、ブラシを用いた吸引チャンネル内の洗浄をシンク内で何度も丁寧に行います。

3全自動内視鏡洗浄器(オリンパス社製 OER-3)に内視鏡をセットして、漏水検査を行います。次に、低泡性液体洗剤エンドクイックと6%過酢酸消毒液(アセサイド)を0.3%実用液に調整し、これで17分間の洗浄と消毒を行っています。

過酢酸という消毒薬について

過酢酸は、5分間で高水準消毒が可能な消毒剤です。これは、2001年に厚生労働省より高水準滅菌剤として承認されています。作用機序は強力な酸化力によって蛋白の変性、代謝酵素の不活化、細胞膜の破壊などがあり、これで殺菌します。過酢酸は分解して酢酸、過酸化水素、酸素、水になりますので有害な物質を生じません。また、過酢酸の高い消毒効果は有機物中でも効果が低下しませんが、金属腐食性が高いため腐食をさける必要があります。このため、オリンパス社ではpHを調整して内視鏡に使用できるものを専用の洗浄機と共に発売しています。

スタッフの感染対策

患者さんだけでなく、スタッフの感染対策も万全にすることで、患者さんへの感染対策はより高い効果を発揮します。そのため、おなかクリニックでは、スタッフの感染対策にも力をいれています。
スタンダードプリコーションの考え方にのっとって、患者さんの体液などに触れる場合は、手袋を着用し、もし手で触れることがあったら石鹸で手を洗います。処置をしたら手袋を外して手を洗い、汚れそうな時は手袋、マスク、エプロンなどをします。そして床が汚れたらすぐに清掃を行います。
針刺し事故防止のためには、針のリキャップを禁止しており、静脈留置針、翼状針については、コストはかかりますが針刺し防止機能のついたものを使用しています。さらにスタッフには、サンダルを禁止して、足先を守るスニーカータイプの靴を着用するよう指導しています。

個人情報の保護について

2005年4月1日より全面施行された個人情報保護法に基づき、当院では患者様の個人情報を次のように保護いたします。

 個人情報保護のポリシー

1.個人情報保護法では、個人情報取扱事業者として義務を負うのは、過去6ヶ月以内のいずれの日においても個人情報の数が5,000件を超えない事業者を除くものとされています。医師ならびに看護師などは以前から法律で患者様の情報を守秘する義務がありますので、この法律の趣旨にのっとり患者様の個人情報の保護に取り組みます。

個人情報の利用目的と利用制限

2.診療に必要な、患者様の個人情報を収集し、診療のためにこれを利用します。収集した個人情報は、当院内において電子カルテと画像ファイリングシステムを用いて厳重に管理いたします。またこれを診療以外の目的では使用いたしません。

3.患者様から血液などの検体を採取した場合は、患者様に必要な検査以外の目的にこれを利用することはありません。

患者様の個人情報を、外部へ提供する場合

4.患者様に、よりよい医療を提供するために、必要に応じて他の医療機関と連携をとったり、他の医療機関の医師を始めとする専門職の方に、患者様の個人情報を提供した上で、診療についての助言・指導をうけることがありますのでご了承ください。

5.患者様が他の医療機関を受診され、そこから照会があった場合は、当院における診療についての情報を提供しますのでご了承ください。

6.患者様本人以外の家族の方に、病状説明をする場合は、ご本人の意志を確認いたします。ご本人に無断で、家族の方に病状をお話することはありません。診察時に同行された方には、患者様と同席して頂き、説明をいたしますのでご了承ください。ご家族の方が、代理で検査結果を聞かれる場合は、診察券をお持ちください。患者様の診察券をお持ちになった場合は、ご本人の同意があったものとみなします。

7.患者様の病気あるいは当院における治療成績などについて、学会、研究会などで発表することはありますが、この際には、氏名、生年月日、住所などは消去し、完全に匿名とします。

8.がん検診の精度管理のため、八王子市のがん検診結果については、市へ通知します。

9.患者様から保険会社へ提出する診断書の依頼があった場合は、個人情報の提供に同意されたものとします。

個人情報の訂正と開示

10.診療録の内容については、毎回コピーを差し上げますので、もし間違い不適切な記録があればお申し出ください。訂正いたします。もし以前の記録が必要な場合は、お申し出ください。実費にてコピーを差し上げます。(診療録コピー再発行324円)

病名告知

11.外来を受診される患者様のおよそ97~98%の方が、がんなどの悪性の病気であっても、病名の告知を希望されるというデータに基づき、また個人情報保護におけるご本人への情報開示の義務に基づき、当院では、原則的に患者様にありのままの病名告知を行います。もし病名告知を希望されない方は、受付へその旨申し出てください。なおご家族の方からの病名非告知の希望については、ご本人の意志を最優先させるため、ご希望にそえないこともあることをご了承ください。

個人情報のオプトアウト

12.おなかクリニックは、年間11000件以上の消化器内視鏡検査を実施しております。また痔疾患、ソケイヘルニアなどの日帰り手術も年間300件以上行っています。これらの診療実績は、日本の中でも、件数の多い医療機関の一つです。

おなかクリニックでは、これらの診療から得られた様々な医学的に貴重なデータをもとに、多様な臨床研究や、学会・研究会活動、地域医療向上のための啓発活動などを行っています。また多くの他の医療機関あるいは医療業界、製薬業界の研究者などが、施設の見学、診療の見学に訪れています。

具体的には、学術雑誌、医学雑誌、一般雑誌などの書籍での発表、学会・研究会などでの発表、あるいは市民公開講座などでの市民向けの講演活動などにおいて、完全に匿名化された状態で第三者に提供されます。
提供するデータは、完全に匿名化した状態での、内視鏡検査やレントゲン画像、超音波検査画像などの各種画像診断データ、手術手技などの静止画像と動画、血液検査などの検体検査データなどの診療データです。
臨床研究として学術雑誌に論文として発表したり、学会・研究会などで発表したり、あるいは市民公開講座などで市民の皆様に、病気の予防、診断、治療など説明するときに、使用します。
ご自分の診療データをこれらの研究活動、啓発活動に使用されることを断ることができます。また院外からの見学を断ることができます。

ご相談、ご意見と苦情

13.当院における患者様の個人情報の取り扱いについて、ご質問、ご相談、ご意見、苦情などがある場合は、電子メール(info@m-onaka.com)、郵便あるいは直接院長までお申し出ください。真摯に対応させていただきます。
当院からの連絡、季節のご挨拶、講演会などのご案内に個人情報を利用させていただくことがありますのでご了承ください。

第三者への個人情報提供の停止

14.第三者への提供を停止するためには、ご本人からの申し出が必要です。クリニック受付、院内のスタッフにお話しいただくか、あるいは電子メール(info@m-onaka.com)、あるいは郵便にてお申し出ください。〒192-0083 東京都八王子市旭町12-12 おなかクリニック個人情報係まで

2017年5月1日 改訂

  • 医療法人社団おなか会 おなかクリニック 〒192-0083 八王子市旭町12-12 JR八王子駅北口から徒歩1分。京王プラザホテル八王子の信号のある横断歩道の向かい側です。診療受付時間:平日 8:30-11:30/15:30-18:30 土曜日、第3日曜 8:30-11:30 休診 第1・2・4・5日曜日、祝日 ※別ページの各診療科の診療時間をご確認の上、お越し下さい。
苦しくない内視鏡検査や日帰り手術在宅医療まで安全で適切な医療を幅広く医療法人社団おなか会 おなかクリニック

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