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ソケイヘルニアで日帰り手術を受けられる方へ

ソケイヘルニア手術を受けられる患者様に手術と術後の注意について説明します。

一般的な偶発症と手術の危険率については、別紙をよく読んでください。わからないことは、遠慮せずに担当医あるいは看護師に聞いてください。麻酔は、局所麻酔と全身麻酔による麻酔です。もし希望があれば申し出てください。可能な限りその方法での麻酔を麻酔科医師にお願いします。

1. ソケイヘルニアという病気

ソケイヘルニアは、腹壁の弱くなった部分から腹腔内の腸管や脂肪組織、女性の場合は卵巣などがソケイ部から外へ膨れてくる病気です。手術をしなければ治すことはできませんが、ヘルニアがあるからといって必ず手術をしなければならないというものでもありません。痛みなどの症状がなければ経過観察も可能です。
腸管が袋の中にはまりこんでしまうと、嵌頓(カントン)といって腸管が腐って腹膜炎になってしまうことがあります。手術前に膨れて強烈な痛みがでて、膨らみを戻せない場合は、我慢せずに連絡をしてから来院してください。休日でも夜間の場合は救急病院を受診してください。

2.手術方法

手術の方法は、腹壁の弱くなった部分から出てきている、ヘルニア嚢という腹膜からなる袋を剥離し、弱くなった部分を補強します。
補強の方法は、現在はメッシュと呼ばれる合成繊維からできている網目状の製品を用いて補強を行うことが多くなっています。メッシュの種類と入れ方は、様々な方法があります。

3.偶発症

ヘルニア嚢を、広範囲に剥離するため、術後の出血や腫れがおこりやすい手術です。
メッシュに感染をおこすと、治りにくく、長期にわたって化膿することもあります。また再手術によってメッシュを取り除くことが必要になることもあります。
メッシュを使わずに手術していた頃は、再発が多く再発率はおよそ10%といわれていました。メッシュを使うようになってから再発率は、2〜3%と減ってきていますが、残念ながらゼロではありません。
脊椎麻酔の場合、術後に頭痛が起こることがあります。手術当日は、あまり頭を動かさないようにしてください。

4.術後の注意

再発の原因としては、補強のために入れたメッシュがはがれたり、ずれたりすることがほとんどです。術後3週間は、激しい運動、自転車、重いもの持つこと、トイレで強くいきむことはさせてください。トイレはできれば洋式トイレを使ってください。軽い散歩、事務的な仕事などは、差し支えありません。

日帰り手術 当日の流れ